イチロー的こころ（旧版）

カメがいることは知っていても、なかなか見つからないものであります。

池でカメを見つけてもすぐに隠れてしまいますから、観察するところま
ではいかない。

そんなカメがうららかな春の陽気に誘われて甲羅干しを始めています。

浜松の中央市場の隣、飯田公園の中に池があります。
先日までの梅がおわり、今は早咲きの桜は葉桜を楽しませてくれて
います。

その池の一つの石はカメの甲羅干しの島となっています。

あまり爬虫類系は苦手でありますが、カメはちょっとユーモラス、見て
おりますと水からあがって島に上れば、先にいるものでごった返して
おります。

無理無理に押していきますと、上の群れが少しづつゆずりあいますが、
一番向こう側は行くところがなくなってポチャンと落ちてしまう。

岸から少し離れていますから、目の前で平和なカメの島を観察するこ
とができるのです。

暖かい午後、カメの島の平和な様子を眺めるのもよし、スイスイとカメ
の泳ぎを楽しむのもよしということで、おすすめしておきます。

このカメさんたち、ウサギとカメのたとえでのんびり屋かと思いますと、
近づくとすぐに逃げてしまう。

ゆめゆめ、ガメて持ち帰ろうなんて思わないでくださいね。