光うつろい

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光うつろい

光の色は うつろいけりな 次の季節の 色をおしえて

うかれた春から 新緑へうつる季節をいくつに分けたらよいのでしょう。
先日俳句を読む方と知り合い、歳時記の話をし、光の話になれば、植物が
育つように光は毎日かわり、進むのだと得心がゆく。

昨年の夏、大黒屋さんに教えていただいたとおり、人は今の光の中に美し
さを見つけ、次の光の色を予感して生きています。

歳時記にあるように、光とは人と共に育つ植物であり生き物であり、我々の
心であるならば、毎日毎日育つものをさすのです。

忙しさに少し見失ったと感じた時に、リセットしてもう一度光の時計を合わせ
てくれるのが、光の師匠大黒屋さんのブログアルバムです。

桜色から黄色を好んだ春は、新しい緑から次の紫へと続く。
きものをつくる人は、毎日の光を大切に、光の中からモチーフを探していらっ
しゃるのです。

このアルバムに光のうつろいを見つけて、心の色時計を今日に合わせる。
ブログを見る楽しさは、心ありどころを教えてもくれるのです。

光は季節という大きな単位で見るのではありません、今日の光を見、明日
の光へうつろうことを知れば、おのずと気づく喜びにあるのです。

心時計あわせて、目をひらけば、カチリカチリと色が育つことを知るのです。

※大黒屋さんのブログのアルバム表示画像を使わせていただきました。


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この記事へのコメント
コメントいたします。
光の変化、色の移り変わり。
地色の変化、花の色の移り変わり。
光が教えてくれる。
光が色を心に刻んでくれます。
光が、幸せを運んでくれます。

光と友禅、共に歩んで36年。
春に秋をデザイン。
秋に春をデザイン。
時の光、時の色を心に刻んできたからこそ品と格が生み出されます。

イチローさん、光の大切さを我子に授けてはいかがですか。
一筋の光が導いてくれますよ。
今日は、ありがとう。
Posted by 大黒屋 at 2008年04月25日 17:08
大黒屋さん、おはようございます。
自らつかむ光を伝えています。遅れて差す光も美しいはず。静かにつかんでもらいたいと願っています。お教えありがとうございます。
Posted by イチローイチロー at 2008年04月26日 07:20
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