海の粘性

カテゴリー │イチロー的ココロ

海の粘性

昨夕、波乗りをする”ぽさん”(ぶん屋)と話をしていると波乗りの話になった。

背中の腫れ物の治療で海に入れなかったが、明日から海に戻りたいと言う。
そこから、波乗りの記録を残す写真の話に展開しました。

海の波には粘性がある、けれども時に波はコンクリートのような硬さをも持つ
と言うのです。

大きな波が置き、波の頂上から下りおりていけば、立ち上がった波は予想外
の力となって上から襲いかかる。
もし、その波をかぶることになったら、水の下に全力で潜ることで安全を図る
のだそうです。

大きな力に緊張した水は、硬くなって潜り込むことを阻止するのです。

一昨年の夏、誘っていただいてサーフシーンの写真を撮らせていただくと
確かに水は粘りの力を持って波乗りをする人を包んでいる。

瞬間をとめた写真では波は粘液となって体にまとわりついているように見える
のです。

少しだけ波乗りの世界を垣間見れたような気がしました。

「これからがシーズンだね」と聞けば、「春と秋のほうが海は気持ちいいな」と
教えてもらった。

もし次回海へ行くことがあったら、水の力を撮って見たいと思います。

粘る水、水と人との関係、水の力を生かす人間、そこに波乗りの世界を伝え
る写真とストーリーがあるのでしょう。

友を通じて知らなかったことが垣間見えることがある。

たとえ波乗りをしなくとも、伝えられることがあるような気がするのです。


同じカテゴリー(イチロー的ココロ)の記事
海に祈る
海に祈る(2012-03-11 09:15)


 
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
海の粘性
    コメント(0)