イチロー的こころ（旧版）

慣れてまいりますと動物でも挨拶をするようになる。
おとうさんの膝で昼寝をしていますと「いるかいっ」と イチローが入って
まいりました。

「はい、ぼくねチョビ太だよ」

こんにちはなんて言われますから片目を開けますと覗きこんできます。

うるさいから両目を開けてやると「器量良しだねぇ」なんて言いますが、

「ぼく男だよ」

最近は慣れてまいりまして慣れ慣れしくしますから、一度絞めてやらないと
いけません。

ずうたいがデカイのが二人してプカァプカァと煙草を吸っては落語だのお江
戸だのと話しております。
はる姐さんに言わせれば。とうへんぼくにアンポンたんだそうですが特別に
害はない。

昼寝をじゃまにならなければいい。

眠ったふりをしていますと「ひる姐さんは昼寝中」などと言って笑ってお
ります。

たわいのない生き物でありまして、たまにカツブシなど持ってきますから
可愛いところもある。

猫としましてはひたすらに猫をかぶりまして昼寝しておまんまがいただける。

ぶん屋は今日も平和な一日を過ごしております。

報告は ぼくチョビ太でございました。