イチロー的こころ（旧版）

昨夜からサラサラと音を立てていた雨のやみ間、いつもの畑のコスモス
には小さな蝶が働いていました。

雨の間は羽が濡れたら大変、それでもちょっとのやみ間も休まずに勤勉
に飛び回る蝶はとても働き者ですね。

キイキイと自転車を漕いで農家の方が畑のお芋を掘りに着ました。
雨のやみ間に畑のコスモスの蝶を撮っているのもおかしなもの、気づくと
お互いに会釈をしました。

コロコロと芋を掘る鍬の音を聞き、サクッサクッと雨を含んだ土が掘りかえ
されていきます。

おじさんが掘った芋はきっとおかずになるのでしょうか、自転車の籠に入
るほどを収穫していましたよ。

雨のやみ間の蝶と、それを撮る人、その間に芋を掘る人。

つかの間の瞬間を共有した畑なのでした。