渡りガニとどうまんガニ

カテゴリー │よろずオススメ

渡りガニとどうまんガニ

先日立ち寄りました浜松旧国一沿いのフィッシャーマンズマーケットでの会話。

「ワタリもあるけど、どうまんも入荷するよ!」と魚をさばくお兄さんに聞いた。

この浜名湖名産のカニたち、ワタリガニの方は子供の頃からお馴染みでありま
して父の大好物ですからまた食べさせてあげたいと思いますが、子供の頃は
家族そろって浜名湖に潮干狩りに行きますと、お足にかかれました。

小さい弟や妹はぺったりと座ったままアサリを掘っていますが、父と僕はちょい
と沖に行って大きなアサリを取ろうと足でさぐっては獲ってゆく、お兄ちゃんは
こういう時、父の助手にならなくてはいけません。

足でゴソゴソッと砂をかき、指でアサリをはさんでいますと、ある時に「???」
なものを踏んでしまう。

「と、とうちゃん。。。変なの踏んだ」 

足元でガサガサしているのは得体が知れませんが、これがワタリカニでありま
して後ろ足にヒレがついている父の大好物です。

「待ってろ」と父が手を突っ込んでつかまえてくれました。
あの足の感触は未だに忘れない「漁」の思い出になっています。

父が言うにはワタリガニは「ガザミ」だそうです。

ところで浜名湖にはもっと珍しい「どうまんカニ」というでかいカニがおります。

仕事で知り合った舞阪の仲卸しさんのところで最初に見たのですが、なかなか
よい値段がしますが、これは浜名湖のカニの中で最もおいしく味が濃いことで
珍重されています。

これは「トゲノコギリガザミ」という酒類で東南アジアから浜名湖までに生息する
のだそうですよ。

「沖縄にも同じ酒類がいるんだよ」ともフィッシャーマンズさんで教えてもらいま
した。

しかしながらこの”どうまん”、ワタリと違いましてハサミを持つ前脚の力が強く
軽く1トンくらいの力で押し切るようにハサミで何でも砕いてしまうと言います。

「大きいねえ」などと指でも出したら「あぶないっ!」と注意を受ける。
漁師さんがクルクルとハサミが動かないように縛ってしまってからの”観察”に
なります。

「とうちゃん、、どうまんだ」、、これは危険危険、もっとも「とうちゃん」はこっちの
方でした。

「浜名湖のカニはうまいよう」 ・・・ですがサイフが軽くて買えませんでした。
残念!



同じカテゴリー(よろずオススメ)の記事
とかしたミルク
とかしたミルク(2011-01-29 13:22)

シアワセニナ~ル
シアワセニナ~ル(2011-01-17 17:09)


 
この記事へのコメント
イチローさん はじめましてm(__)m

足跡からお邪魔しました!
「どうまんカニ」美味しいですよね。
以前ある方から知らされずに「どうまんカニ」を食べさせて頂いたのですが、このカニがキロ何万円もする!と後で聞かされてビックリでした。
でもそれに値するカニですね~♪

ランキングのバーナーがありましたので、8個クリックさせて頂きました☆
Posted by keke at 2008年11月19日 21:35
keさん おはようございます。
なかなかいただけませんが、たまにパワー充填して
スポーツ応援にはげみたいですね。お互いにがんばりましょう
Posted by イチローイチロー at 2008年11月20日 09:53
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
渡りガニとどうまんガニ
    コメント(2)