94歳の青年

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94歳の青年

今週は明日の締め切りに向け、わが町遠州浜の凧揚げ会20年誌の編集を
仕上げています。

準備がはじまったのが昨年の3月、散逸しつつある20年分の資料と写真を
集め、一冊の記念誌を作ろうと編集委員会ができました。

それから何回の会議を開催したでしょう。担当別に資料や写真を集め、不明
な点は聞きに行き、取材も重ね座談会を持ちと、活動してきました。
ページ数は当初予定を大きく上回り、表紙を含め56ページともなりました。

今回編集を担当し、最もうれしかったのが役員や会員からの寄稿でした。
わが町の凧揚げ会が結成されて20年、私は30歳からでしたが、それぞれ参
加年から20年を生きています。

その中に現在94歳の顧問がいらっしゃいます。
今回は担当がお話を聞く方法で取材をしています。
顧問は74歳でわが町の凧のはじまりに参加したことになります。

そして今回の寄稿の文末に素敵な歌を詠んでくれましたのでご披露いたし
ます。

「大空に さっと揚がった え組祝凧 ながむること はや20年 年取ること
さえ 忘れけり」

顧問のお元気な笑顔を見ると、凧がやってきます。
少し足腰を弱くされた顧問を毎年迎えに行き、凧場までは湯茶運搬車でお
連れしています。

誰もが顧問が大好きで、お迎えに行くことを誇りとしています。

94歳の青年は、凧が合戦を始めると、最前列まで来て応援してくれます。
そのお元気さを見ると、我々などまだヒヨッ子だと感じます。

「いつも来年の五月までがんばろうと思うんだよ」とおっしゃる顧問の言葉に
誰しも、まだまだがんばろうと思う遠州浜凧揚会なのでした。


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