みんなの力の記念誌

カテゴリー │凧ばなし



一昨年だったでしょうか、わが町の凧揚げ会が20周年を迎えるにあたり、節目となる記念
事業をしようと総務会は話会い、20周年記念誌をつくろうと編集委員会をつくり13人の委員
が集まり、それぞれ分担した資料集めや、記事書きを始めました。

20年とは短いようで長い時間です。
一世代が変わるのが20年、当時の青年はベテランに、中堅は重鎮となり、経験を生かして
若い力たちを助ける力となっています。

記念誌の編集は20年の資料集めから始めましたが、当時からの書類を全て保管する者も
なく、探すことから始まりました。
1年の間に揃った資料と、お借りした写真をまとめることで、少しづつ記念誌の体裁を整え
た頃、組からお願いした寄稿も集まりはじめました。

限られたページ数の中での10編の寄稿は輝いています。
普段からよく知っているつもりの仲間が、創立時に、中興期に、完成期に人知れず尽力し
ていたこと、そのエピソードが散りばめられ、もっともっと沢山の人に書いていただけばよ
かったと思う素晴らしい文章ばかりでした。

記念誌は編集だけが仕事ではありません。
並行して記念誌の寄付金をお願いしてまわる大変な仕事がありました。

凧には毎年多大なる寄付を多くの皆様からいただきますが、今回の記念誌は組の運営
を圧迫することなく出きるようにと、記念誌編集委員会が独自に寄付をお願いしました。

編集を続ける中で大切なことは、目次に従って誌面に掲載する内容を作ってゆくことです
が、結果56ページとなった記念誌は、当初48ページで計画しておりました。

そこに寄付担当から入った朗報が、思わぬご厚意の寄付金の数でした。
編集担当が焦ったのは、裏表に印刷する中綴じの為に追加ページは4ページ追加とな
ります。

そして最後にはなんと8ページの追加になり12ページもにも膨らんだ寄付広告のページ
が出来上がりました。

記事ページの編集が終わる頃から、寄付広告ページのデザイン担当をしてくれたのが
同じ編集委員の仲間でした。

出来上がってみれば12ページなどと数で行ってしまいますが、広告ページは記念誌を
つくる原資を作ってくれた企業、個人の皆さんの大切な広告を掲載しなくてはなりません。

このデザインの担当は、会社を休んでまで努力して仕上げてくれました。

そしてその陰には、全体のデザインと構成を担当してくれた外部の仲間がおりました。
何度かお礼の記事で紹介していますが、このブログを始めた頃に知り合った、大切な仲
間が、毎日夜遅くまで私たち編集担当の細かい要望までをいれて仕事をしてくれました。

凧などと言えば、荒いばかりの団体だと思われがちですが、わが組の総務組織は力を
合わせ、仲間の為にと努力する仲間ばかりが揃っています。
そしてその前提には、一本の糸につながる凧の本質のように力を合わせる凧の仲間た
ちとの友情があるからがんばれるのです。

記念誌は今週末4月5日(日)の20周年記念式典でお披露目されます。

12ページの広告の篤志と、2ページの会員寄付、多くの会員が一本になって初子様の
為に働く写真や文章で綴った記念誌が出来上がりました。

20年前に芽吹いた強い芽は、町内にしっかりと根付き、10年前には若い木となっており
ました。
10年目には参加する南部会の当番町をしっかりつとめ、若い組の成長を多くの町に喜
んでもらいました。

そして20年目のこの年に今までの短いながら、全組員で作った思い出を一冊とすること
ができました。

写真に写った仲間の顔、顔を見れば、それだけで懐かしい思い出話や、エピソードを話
すことができます。

凧は一人で揚げられるものではありません。
記念誌の写真の一人ひとりが、それぞれの分担をこなし、初祝いをさせていただく初子
様を思い、ひとつになってこその凧なのです。

その象徴となる言葉を”凧”と言う。

20年目にして、もう一度心に刻む体験ができました。

このプログラムは、編集の立役者KAZさんのご厚意で作っていただきました。

浜松の南端の団地の凧仲間たちの20年をご覧いただければうれしく思います。

今朝、記念誌総括委員長のリリースから記念誌発行のニュースを中日新聞さんが掲載
いただきました。

この機会に、ブログにもリリースさせていただきます。


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