めうが

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めうが

茗荷、みょうがと申しまして、ショーガ科の植物でございまして野菜として
栽培されるとあります。

あたしゃーこれが大好物、といいますか、あの独特の香りと申しますか
揮発性のあの薬味っぽさがたまらない。

好きだ好きだなんて食べておりました時代がありました。

茗荷は、茗荷宿屋などという上方落語にありますように、食べると物忘れ
をするなどと言われております。
珍しく旅人が泊った閑古鳥が鳴きそうな宿屋の主人とおかみさんが、旅
人が持っている200両という大金にめがくらみますが、どうにかなるもの
でもない。

そこで宿のまわりにたくさん生えている茗荷を、茗荷づくしの料理として
旅人に出し、翌朝たつときに、200両を忘れさせようという魂胆をします。

翌朝、部屋を見てみますと、やはり200両は置き忘れていない。
おかしいな、茗荷づくし料理なら何か忘れていきそうなもの、しばらく考え
ていた主人、はた!と思いつき、おかみさんに言います。

「ああ確かに忘れていった、宿代を払うのを忘れた」

なんていうオチになっております。

かつて、この茗荷、変わった形をしてますから、これはいったい植物の何?
と考えました。
葉っぱのようなんで、木の股に生える。はたまたトウモロコシのように生る。
なんて考えますと、眠れません。

さっそく調べましたところ、これは畑にいきなりあの形で生えるといいます、
あのままほおっておけば、いきなりあれから花が咲くそうでございます。

一度、好物の茗荷がヒョコヒョコと生えるさまを見てみたい。

とりたてをちょいと摘んで、ぱくり、シャキシャキといく。
好きなものだから、たまらない、いつまでも食べている。なんてね。

時間だけは忘れそうでございます。


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この記事へのコメント
我が家の庭にありますよ~>茗荷
この間、ニョキニョキでてきてたので摘んで刻んで冷奴!
美味しくいただきました。
Posted by ぽぽ at 2006年10月05日 09:31
ニョキニョキでてくるんですね。
東京に茗荷かあ・・そういえば茗荷谷なんて駅も
ありましたね。
Posted by イチロー at 2006年10月09日 08:57
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    コメント(2)