産毛のみどりご

カテゴリー │花ばなしい

産毛のみどりご

まるまると太り、全ての愛情に包まれた赤ちゃんのことを”みどりご”(嬰児)と言う。

初夏の公園の森では、今年一番に花を見せてくれた梅たちが実を大きくしています。
この辺で梅の花を見たはずと見上げると、緑の葉に隠れるようにまあるい緑の子たち
がすくすくと育っているのです。

花の頃に愛でられる梅は、次には緑のまま収穫されて、梅干になったり、梅酒になった
りと私たちにたくさんの喜びを与えてくれるのです。

夏のプラムが好きな僕は、このまあるい梅も美味しいんじゃないかなと密かに思って
います。梅干が苦手で残しては叱られますが、梅酒の広口瓶の底にあるあの梅は大好き
ですからね。

公園の梅の花は見上げるように撮る花です。大黒屋さんの教えのように新春から光は
縦に射してきますから見上げて撮るのです。

そして今はみどりごの季節です。同じように見上げますがみどりごは葉っぱに隠れて
容易には写ってはくれません。

金色の産毛にくるまれたみどりごは、大切に大切に葉っぱのゆりかごの中、日傘で
下で育っているのです。


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