2009年08月19日08:25

何事もない朝にのんびりと車を走らせると、農道を横切る影あり。
車を停めればせれは手の平サイズの亀なのでした。
カボチャ畑から道を挟
んだ茂みに渡っていたのです。
彼は田舎の亀ですが道の横断の危険は知っているのでしょう亀
なりにスピードをあげていたのです。
亀さん、この道はたくさん車が通りますからあぶないですよ。
亀からすれば大巨人の手が空から下りてきます。甲羅に頭と手
足をひっこめてしまった亀を巨大な手が軽々と持ち上げて茂みに
降ろしたのでした。
巨人はさらに大きい車に乗って去りました。
ゆっくり頭と手足を出した亀は涼しい茂みの中をまたゆっくりと歩
きはじめました。
何事もない夏の終わりの朝のことでした。
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カテゴリー │デキゴト路地

何事もない朝にのんびりと車を走らせると、農道を横切る影あり。
車を停めればせれは手の平サイズの亀なのでした。
カボチャ畑から道を挟
んだ茂みに渡っていたのです。
彼は田舎の亀ですが道の横断の危険は知っているのでしょう亀
なりにスピードをあげていたのです。
亀さん、この道はたくさん車が通りますからあぶないですよ。
亀からすれば大巨人の手が空から下りてきます。甲羅に頭と手
足をひっこめてしまった亀を巨大な手が軽々と持ち上げて茂みに
降ろしたのでした。
巨人はさらに大きい車に乗って去りました。
ゆっくり頭と手足を出した亀は涼しい茂みの中をまたゆっくりと歩
きはじめました。
何事もない夏の終わりの朝のことでした。