イチロー的こころ（旧版）

体力戦ができなくなり、粘りですよも通じなくなる夏の終わりであります。

次なる手はなにかと夜風に当たりながら帰れば虫がコロコロと言う。

コロコロとはいきませんよと秋の虫に言い、勇気リーンリーンだと返す。

今晩のメシは究極ののっけメシの山かけでありました。

ベタベタと粘る芋に明日も粘るぞと一人自営は元気を出します。
マグロは切り落としですかと気に留めないようにして、したじが大事ですよ
と醤油を多めにかけまして、ワサビでピリッと引き締めて食うのであります。
ズルリとなりますが一杯の仕事をし、お代わりがあるように腹をきめて詰め
ましょうだなんて、メシの間も賭けているだなんて洒落ております。

ゴロリとマグロになる身分でなし、明日も仕事をしようと思います。

ごちそうさまでした。