イチロー的こころ（旧版）

「豆腐をいただいたよ」

大黒屋さんが京都でお仕事の時にお土産にいただくのが森嘉の豆腐です。

いただくと父が何より喜び、食事をしないで待っている京の味です。

昨晩は食事が終わった後に持ち帰ったから残念な父は明日食べると言う。

今朝起きると母とあらあらと笑ったのは、朝まで待てなかったのでしょう。
小皿に豆腐のかけらがついているのです。

息子は我慢をしまして湯豆腐で小鍋立てでいただきます。京豆腐ですからね。

やわらかい豆腐に湯気が立ち、すくうように食べれ
口どけしていきます。

大黒屋さんへありがたいねと感謝しながら楽しみます。

一人湯豆腐の秋始まりの宵。酔いよいと久しぶりに酒を一合呑みました。
湯豆腐名を変え酒豆腐、いつか嵯峨野を訪ねてみたいと思います。

ごちそうさまでした。
ふわり豆腐のようにやさしく過ごしています。