開高健は言う

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開高健は言う

家の倉庫を整理してたくさんの本を発掘してきた。父と弟と自分が読んでは
積んでいった本がカサカサするほど乾いていた。

本とは面白いもので読み終わった時にその世界を追えるのだが、その本に
再び出会えばまた新しくその世界に入っていける。
なにより膨大にある本屋さんの本とは違い”一度自分に選択された”本たち
なのですから。

本は捨ててはいけませんぞ。自分の”おめがね”にかかったものたちですから。

開高健さんの本はその小説より先に”オーパ”などの釣行世界紀行を知るこ
とになった。”釣りはせずとも釣り好き”なのはここから来ている。
まるで海にも川にもいかずとも釣りが大好きになったのは開高さんによる。

彼は言う。

「一時間幸せになりたかったら酒を飲みなさい」

「三日間幸せになりたかったら結婚しなさい」

「八日間幸せになりたかったら豚を殺して食べなさい」

「永遠に幸せになりたかったら釣りを覚えなさい」

小説家は最も幸せな一生を送った。釣りを通じて彼は人に驚き、釣りの本質
である自分に出会う。釣りは自らを深めていき優しくなれるのである。
釣りは全てを象徴し、自分の生き方を決められる唯一のものなのである。

さて小説家でも釣りもしない男は30代に読んだ本にまた出会う。
そうだ釣りがあったじゃないかと興奮している。

永遠に幸せになる方法を倉庫の本から発掘した。
そしてYouTubeで開高兄の言葉を再び聴いた。

こんな宝物の発掘をすることもある、そしてそれは今からの幸せのために
ある。今も開高兄はパソコンから語り続ける。


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