東海道品川御殿山ノ不二

カテゴリー │富嶽三十六景

東海道品川御殿山ノ不二

葛飾北斎の描いた富嶽三十六景を見て富士山好きは何を思うか、書き続けま
して今朝は第二十四景 東海道品川御殿山ノ不二(とうかいどうしながらごてん
やまのふじ)であります。

東海道新幹線に乗りまして東京へ、地方からですと上京ということになりますが
あの覚えようとして覚えられない英語放送を聞きながらそろそろ降りようと準備
をはじめます。

旅なれた営業マンのみなさんは座ったままながら、たまに”上京”するお上りさ
んは落ち着かない、早めに動きはじめるからお里が知れてしまいます。

東京駅のずっと手前品川あたりからゆっくりとなる新幹線の窓から品川駅越し
に高台を見る、そこらは高輪でありまして、かつて百恵さん夫妻が住んでいた
と聞きましたから、それを見上げている。

この絵は品川のまた少し手前北品川あたりの情景であります。
徳川吉宗が園地化を行ったところだそうで御殿山という高台に桜が見事に咲く
という景色であります。
品川といえば前は海、今でも海が近くいつか行きました天王洲あたりから今
ならばお台場が見えるという景色であります。

東京湾という海は今も多くの川が注ぎまして大型船が航行し、その中に釣り船
が混じり大型クルーザーも接岸しているという雑多な海であります。

海に近い品川あたりも下町でありまして見上げる高台に上りたいものだと思う。
庶民はこぞってこの高台にあがって桜を愛でたのでありましょう。
富士に海に台場、どのような場所からも富士が見えた頃、あの大きなマンション
群やホテルは景観を塞ぐものではなかったのでございましょう。

品川と聞けば随分上京していないなと思う秋の朝でありました。


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