イチロー的こころ（旧版）

庄屋でチラシなんて書きますと、お寿司屋さんだと間違えられますが

葵東の庄屋さんは、大人が楽しめる料理居酒屋さんです。
疲れてくると、庄屋の兄さんに会いたくなる。

魚好きにはたまらない、うまい魚を食わせる店なんです。

いつものカウンターにつかまり、「最初はすっきり」なんてリクエストを
すると、「これを飲んで見て」なんて、全国から選りすぐったお酒をつい
でくれるのです。

先日もおまかせで刺身を造ってもらうと、「青は好き？」と聞かれ、青魚
大好きとしては、たまらない、鯖、味、ハタハタの刺身を盛ってくれる。

隣は５０年配のサラリーマン２人が、幾皿も頼んで顔をあからめて、酒
と魚を楽しんでいる。

居酒屋と言うと、我々４０代には”賑やかすぎないか”と心配になるので
すが、こちらは違う、しっかりと盛りよく美味い肴をいただきながら、酒も
顔を見て、すすめてくれる。

こんなお店はなかなかないのです。

ゆっくり飲んでいると、お隣の二人も、うんうんうまいと杯を重ねる。
隣どうしで、「隣のアレ」なんて、美味いものは隣を見ても頼んでしまう。

こういう飲み方が大人ですよね。
「うまいよ」「うまいねえ」なんて、隣と話したりする。

若い方は、カウンターごしの対応が苦手なんだそうだ。
一緒にいった仲間との世界を楽しみたいらしい。

僕ら中年は違うな。

一人で行っても大将の仕事を見ながら、それ造ってよ、なんて頼める
感じがいい。

美味いものを食い、すすめられた酒で、新しい世界を教えてもらう。

プロの店とは、こういう店を言うんだ。

じつは高校の先輩だということもわかり、思い入れもできて、ますます
居心地がいいのだ。

まもなく年末、誰も声をあげないならば、仲間を誘い、ここで一献と思
っている。

大人の店がいい。カラオケなどはいらない。肴の話ができ、美酒を楽し
み、仲間がニコニコしている。

そんな夜を庄屋で楽しみたいな。

おやおや、庄屋さんの雰囲気に酔ってしまったよ。

ラグビーのチラシを持っていった話でした。

兄い大将が、「酒ＺＯ・米ＺＯのヒロシくんにもわけておくよ」と言ってくれた。

仲間思いだな、兄い、また酒を楽しみに行きます。