イチロー的こころ（旧版）

車好き仲間が車を買う。とてもエキサイトな出来事です。

ブログで知り合い、その気風の良さに惚れちゃった三友庵のおいちゃんが、ロー
タスエスプリを手に入れ、少しづつ手を入れていくと言う。
正直に、応援したい。（心の応援だけですまん）

もちろん、おいちゃんも同じだと思うのだけれど、我々とロータスとの出会いは
ロータスヨーロッパから始まる。
ロータスヨーロッパは他の大排気量スーパーカーに混ざり、その軽さとミッドシッ
プの有利さだけで戦うワクワクするストーリーを持っていた。
「サーキットの狼」、これを夢中で読んだ。

少年たちは無論、大きな力もお金も盛っていなかったけれど、いつか夢のサ
ーキットを走る夢を持っていた。

そこに現れた街道レーサー、風吹裕也が非力なこの車を駆って戦う様子を
スーパーカー世代の子供たちは皆応援した。

ロータスとはそんな背景を持った車なのです。

ヨーロッパの後、軽量で２リッターのツインカムを積むＦＲＰボディのスポーツ
がロータスから発売された。
それが、おいちゃんが手に入れたロータスエスプリ。
００７のボンドカーになったことでも有名な車です。

かつてのスーパーカー少年なら誰もが憧れ、乗りたいと思った車。
されど、誰もが1883ミリの全幅、高さはわずか1150ミリという、低くワイド
なクサビ型のスポーツを手に入れる蛮勇などは持たなかった。

これ、を手に入れるのは勇気ある行動なのです。
古く、繊細で、ボディが経年劣化するＦＲＰ（つまりは割れるボディ）というこ
とは、かなりのリスクと、経費をかけねば維持ができない。

手に入れる理由も言い訳も、金も、そして決断もできなかった男たちの代表
として、手に入れたおいちゃんをひたすら尊敬、そして応援したいと思う。

得意のYouTubeでエスプリを探してみました。

ゲームだから、詳細はかなり違うようだけれど、エスプリ感は出ているかな。

燃える男、おいちゃんにプレゼントします。

あんな低い車に乗れる腰をつくったら、いつか乗せてね。！