今日は母方の祖母の七回忌、三島町にある母の実家に親戚が集まります。
昔の祖母の家は土間のある田舎の家で柿の木がたくさん植えてありました。
柿もぎにおいでと秋には祖母に呼ばれては甘い柿を担いで帰ったものでした。
法事の家は建て替えた家で細葉の垣も柿の木もありません。
祖母の思い出は上ったら折れるから危ないよと教えてくれた門の横に残した
柿の木だけです。
土間の暗がり井戸の西瓜、もいだ柿の実の匂いは遠くなりました。
それでも法事は祖母の思い出話でいっぱいです。
写真の祖母がそこにいるように思えるのです。