花の歌は五七五

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花の歌は五七五

五・七・五。 五・七・五・七・七という日本のリズムがあります。

俳句や短歌に用いられるこの長さは私たちの持つ根源的なリズムに
あっているのです。

「まだあげ初めし 前髪の 林檎の下に 見えし時」花かんざしを
贈りたいほどの初恋の相手を見れば、美しい言葉の流れは五と七の
組み合わせからなる。

旧き詞は日本のリズムで書かれているのです。

そう教えてもらった学生時代、「花」を歌えば「春のうららの 隅
田川 上り下りの 船人が」と作られていることに気づく。

私たちは美しい景色を五七五で歌っていたのです。

友人が最近”つぶやいて”いるそうな。

電車にゴトゴト揺られて通勤する東京の街、その中で五・七・五の
リズムを楽しんでいる。

僕は友人の五・七・五のつぶやきリズムをたまに見ては想像してい
る。

僕ながら五・七・五・七・七がいいなと考えている。
つぶやきでないながら、ここでこうしてつぶやいている。

花かんざしを誰に差し上げましょうと美しい夢を描いている。


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