イチロー的こころ（旧版）

毎日車のことを書きたくなる、というより車の世界にいたいのだ。
どなたか、そんな男に、車に漬かれる仕事を。ウェルカムです。

日曜が晴れていて、お休みというならばガレージの愛車を磨くという生活に憧れる。
もちろん、最新式ではない車が納まっていなくてはなりません。

洗車機になど一度も入れたことはない車、大切に乗られていた車が訳あって市場
に出たか、大切にするならばと惜しがられながら譲り受けたようなものでありたい。

大きなエンジンの車は手に余るし、複雑な構造では車屋さんの手を煩わせる。
小さなエンジン、小さなボディ、それでいて、クロームメッキがたくさんで、大切にす
べき本物のウッドがおごられており、もちろん皮の内装であること。

つまりは、男たちが大好きな、皮といじれる構造と、クロームメッキ、ピカピカに磨け
る美しい木目を持つ車。

イギリス車がよい。
古き伝統は皮と広葉樹の美しい木目とメッキを好む。
ワックスを伸ばすべきボディは小さく、それでいて複雑なワイヤスポークホイルを
履く。
イギリスは靴の文化も伝統的なのだ。

赤にしようか、伝統のブリティッシュレーシンググリーンにするか
小さなボディにはどちらも似合うのです。

MGBは幌も似合うが、ハッチを持つGTも捨てがたいのだ。

もし日曜が休みならば、ガレージに収めておきたい車がある。

充分に買える金額で取引されている、それらは譲られることを待って別のガレー
ジにおり、磨き好きの自分がいる。

そうなっても、なかなか手に入れられないのがイギリス趣味なのだ。

ゆえに、そんなことを書きたくなる。