イチロー的こころ（旧版）

雨が本降りになる。

昼定食をいただいていると、タクシーの運転手さんが昼の営業時間ギリギリにやってきた。
「まだいいかい？」調理場に声をかけてから席に着く。
今は客だといわんばかりの人が多い中、その声がさわやかに聞こえた。
時間内に食べ終えた自分の後を追うように勘定を済ませ出てきた運転手さん。
人として気配りができているな。
またひとつ教えていただいた。
定食屋で読む浮浪雲のように、人生を流れる雲の如く生きてみたい。
それにはこんな気配りを教えてくれる人と出会えたのも収穫なのである。
風邪のようなものは小康状態、今日は寒い。
おとなしくラグビーレポートを進めることにしよう。