イチロー的こころ（旧版）

甘酸っぱい香りは過去へのスリップするきっかけとなる。

世界の伝統色のその色と名前を見て何が書けるかに挑戦
しています。

母校の創立100周年を同窓生28,000人で祝おうと大同窓会
が計画されその広報の担当となる。来年の10月末の式典
までその任に就く。

その出陣式を開催して現在の校長、同窓会長らと一緒の
席となり、その席はお開きになると実行委員の同窓生ら
とテーブルを囲んでいた。

実行委員長が酒のバレ話に同級生のNさんの話をする。
驚いたことに一年先輩であるNさんは在校時代の憧れの
人で爽やかで明るい美人である。

恋するというより憧れて随分先輩と話をしたく、つきま
とって思い出がある。
夏休みにわざわざ東京まで出かけ、当時の原宿でアクセ
サリーを買い、夏休み後に彼女のクラスまで届けに行っ
たことを思い出す。

そのネックレスは緑とオレンジ色のガラスでできていた
ことまで思い出した。
シトロンとは柑橘類の名前である、随分とすっぱいのだ
という。

一年共に同じ目標を目指す委員長と私は同じ人に憧れて
いた思い出を持つ。仲間や仲間、共に叶えられなかった
気持ちを大同窓会に向けるのである。