イチロー的こころ（旧版）

もちろんくすんだ青などと知りつつ、スモークブルーに陥
っている。

世界の伝統色のその色と名前を見て何が書けるかに挑戦し
ています。

スマートに生きることの指針を最近はエコであることとさ
れる。車であり住まいであり心でありとさまざまな賢さを
教えられる。
その中に嗜好品などという「個人のみの喜び」は淘汰され
ようとしている。

喫煙などしないにこしたことはなく、またタバコを吸うた
めに場外へと出、寒さにさらされたような場所でタバコを
ふかすなど、まるで格好が悪い。

それでも嗜好品好きとしてはタバコとコーヒーをやめられ
ない。常習性があり切れたら体が震えるほどの怯えまで感
じてしまう、まるでポイズンである。

何度もやめたことがあるからやめられるのさ、と嘘ぶくう
ちにスマートでないことおびただしく、タバコをくわえて
一服している。

これを書くだけでも賢さがなくスマートさに欠けることを
晒しているようなものである。

旧い映画やドラマを見れば、どこにでも灰皿があり、団欒
の席では男たちはタバコを吸っている。

そのうちにそのシーンのみがカットされることも必然とな
る。やがてタバコは世からなくなり、我々は懐かしいねと
その毒性の習慣性を話すようになる。

考えるだけでスモークブルーである。