ご認可銭湯

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ご認可銭湯

いつもの銭湯、曳馬の”みその湯”にご認可の額がかかっています。

「入浴料金・・・・・・前記の通り御認可になりましたから」というくだりが
なかなか昭和を残して風情があります。

墨書であることもなかなかおもむきがあるのです。

昔は多くの銭湯があり、浴場組合で料金が取り決められておりましたが、
今では銭湯も少なくなり、それぞれの運営に委ねられていて市内の銭湯
でもそれぞれ料金が違います。

少なくなった銭湯は近隣の住民の憩いの場、遠方から車で来る人も多く
なりましたが、自転車や歩きで洗面器に石鹸とタオルを入れてくる人も多く
おります。

先日、女湯から子供たちの声がする。
友達同士で銭湯に通い始めていたらしい。

「ねえ、おばさん、さっきそこにおじさんがすわっていたよ」

「そうかい」

「おじさんだとちょっといや」

子供たちは銭湯を知らず番台におじさんが座っていたことに驚いたよう
でした。

そういえば男湯はもちろん、女湯からも子供の声が聞えない。
銭湯に来る年齢はやはり昭和の銭湯を知る世代となった。

スーパー銭湯全盛ながらも、番台に声をかけ、脱衣所で世間話をする
あの風情もよいものです。

我が子が小さい頃の夏休みに銭湯めぐりをしました。
番台にお金を払い、カゴに衣服を脱ぎ、体を流してから風呂に入る。
スーパー銭湯があれば、満たされることではありますが、夏の夕暮れに
サッと行って体を長し、すっきりとした体で夕涼みもいいものです。

夏休みの思い出づくりに、銭湯いかがでしょう。
ちょっと変わった絵日記が書けるかと思います。


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