朱に染まる

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朱に染まる

台風一過の朝、一通の手紙を出しました。

遠くへ行かなくとも事務所のビルの前に赤いポストがあるのです。
とても便利です。

ポストの赤は古都のべんがら色に似ています。昔から町に立っていた
あの丸いポストの時代から厚くて丈夫に作られていて、何回もこのべ
んがら色を塗り重ねられてきたのです。

古いポストはペンキがとても厚くて何度塗り重ねたのだろうと思うこと
がありました。
子供の頃にもあって、今もそのまま立っていて腐ったりしないのです
からね。

でも一度もポストを塗っているペンキ屋さんを見たことがないのです。
きっとポストを塗る仕事をしている専門のペンキ屋さんがいて、ササッ
とプロの腕で塗ってくれているのでしょう。

「ペンキ塗りたて」の札がついたポストを見てみたいですね。
朱に染まれば色深くなる。

みなさんは見たことがありますか?

べんがら色の古都にも行きたいけれど、毎朝ビルの入口で見るこの
ポストにも感謝です。

ポトンと一通の手紙を入れました。よろしくね。


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この記事へのコメント
おはようございます。
陶芸の世界でも、ベンガラは安くて、発色スーパーマンでしょう。
焼き方により、さまざまな発色を見ることができます。
精製した酸化鉄ですが、安定した発色材です。
自然にとれたものは、鬼板とよばれ、高価なものです。
しかし、不純物もふくまれ、捨てがたいものです。
紅、弁、--殻、柄、いろいろな文字が使われますが、
全部正解のようです。
古くは、大工さんの、使用が一番旧そうです。
Posted by しょうざんしょうざん at 2007年09月07日 09:38
しょうざん先生、コメントありがとう。
私あの色に惹かれます。でも先生のあの感覚も好きですよ
今度うかがったらキープカップでお茶を飲ませてもらおう^^
夢中になる性格なので、深い陶芸の世界は外から見ていよう
と思っています。
Posted by イチローイチロー at 2007年09月07日 17:27
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    コメント(2)