イチロー的こころ（旧版）

アクトタワーが竣工した時に建築に関わった多くの人が招かれ、てっぺんの円盤の上に立ち
ました。

長く担当した仕事があり僕も周囲に何もない高さを感じて浜松を征服した気持になりました。
長い工期に渡って一緒に仕事をした人たちもたくさんおり、感激を一緒に味わいました。

さて、もしも浜松駅の横にアクトタワーがなかったら何を見当に駅方面だと認識するでしょう。

東名高速から見えるタワーを見て、帰ってきたぞと思うものがありません。

郊外からタワーのさきっぽが見えるだけで中心の位置を知ることができるのです。

もしタワーがなかったら新しく整備されたアクト通りを歩く学生たちもおりません。

そしてこんな写真を撮ることもありません。

街へ行くというワクワク感は減ったけれどタワーをみる度に浜松の真ん中を意識できています。

北に伸びる新しい街から皆がタワーに向かって歩いていきます。

今日は何の用もありませんが浜松の真ん中を見て位置を認識しているのです。