切り撮るということ

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切り撮るということ

なんとも艶(なまめ)かしく、かつ何にも似ていないディティールであり、ここに
デザイナーの工夫と苦心があったのだろうと予想する。

はまQガレージの店長さんが祭り仲間ということもあり、撮影のお手伝いをし
た際に、”フェチ”写真を撮らせていただいた。

車という物体はまずは遠くから見て、「どうよ」と心に聞いてみて、「いいね」と
なればよし、「だめさ」となれば、興味がわかないものだけれど、ディティール
となると、また違うのである。

これはスズキのMRワゴンという車で、なんてことのない車、こういう機会がな
ければ、じっと観察して、よいところを探し、切り撮ってみることなどない車。

ところが、こんな素敵な場面にも遭遇できるのです。

後席ドアとルーフ後端の処理、テールレンズの処理、ルーフとハッチバックの
関係、ハッチガラスの収まり。

軽じゃん!とあなどることなかれ、このデザインに惚れて「いいね」となれば、
惚れた理由はここにあってもよいのだ。

切り撮るということ

ある車好きの会社の方が、この車を見て、この笑顔に「いいね」と言ったと聞い
た。

車の審美眼がある方で、その方が言った「いいね」が気になり、この笑顔に会う。

なるほどの、ポイントなのである。

その方を通じて、MRワゴンの笑顔と、テールの苦心に出会い写真で切り撮って
みる。

グッとこの車にひきつけれる。

車は手作りなどではないことは承知の上で、デザイナーは手作りに近いこだわり
を見せている。

そんな苦心のポイントや やったねと納得したポイントを見つけられずにして、車
好きのカメラと言えましょうか

人にもよいところが、必ずあり、それに気付いて、その美しい点を中心に全体を
推察すれば、よいところがさらに見つかってくる。

げにカメラの視点は人間観察にも利用できる。

アバタもエクボなのである。 よい点から見れば全てすばらしく、見つけられなけれ
ば、どこもかしこも、「だめさ」となる。

カメラをすることにより「いいね」を見つける目を養えるならば、明日も沢山撮ってみ
よう。
そして、その人の心のデザインのよさを見つけてみよう。

「いいね」増殖計画、 ゆえに私のカメラは毎回数百枚となる。

画像を保存している外付ハードディスクは、いいねの山なのかもしれません。


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この記事へのコメント
初めてコメントします
最近のスズキは どうしたの?
とおもうくらい デザインよくなってますね。
脱田舎ってかんじでしょうか。
でもこの顔は・・・女の子のうけ狙い?っぽくて・・
前のヤツの方が私はいいとおもうのですが。

うしろのバンパーあたりの曲線もいい感じ!

ちなみにわたしはチョッとアバタが
あるぐらいが好きです。
Posted by 民平(たみへい) at 2006年06月27日 21:19
民平さんもっともですね。
スイフト前スイフト後と言うようなかわりようですね。
まあその前のラパンの成功からでしょうか。
デザインウケでホンダをしのぎそうな勢いです。
ぼくもね~ トンガッたくらいのほうが好きで、万人ウケは苦手ですよ^^
Posted by イチロー at 2006年06月27日 21:23
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    コメント(2)