こんにちはと喋りそうですね。
木蓮の子がキョトンとした顔で停めた車を覗きこんでいます。
枝の先に開く大きな木蓮はちょっとクチバシみたいづ怖いのですが、小さいのは大丈夫。
長く伸びた枝の先っちょにひとつづつついています。
金の毛、銀の毛で包んで真っ白な花を育てているのです。
いつもの植物公園にはね芳香植物が植えられた一画があります。
一年中なにかが香るように木々が育てられています。
木蓮もそこにあるんですよ。
今は透明な冬の匂いの中でいる。
そろそろ梅の木を見に行こうかな。
木蓮が揺れて、うんうんと頷いていました。