礫川雪ノ旦

イチロー

2009年10月14日 09:12



富嶽三十六景を見て何を思うか、今朝は第八景であります。

礫川雪ノ旦(こいしかわゆきのあした)、漢字離れが進むからテレビでは漢字の
クイズ番組が流行する。知らなくても困りませんが教養であるという。
教養は多くつきつめる趣味にも似て、古い漢字使いなどは見て読んで経験する
ほかはなく、礫が「こいし」と読むと知るのである。

さて小石川、学校がありました神保町から小さなバイクに乗りまして青年は大
東京の旅をした。水道はし、後楽園と走らせればテレビでもおなじみ小石川と
いう町に至る。
東京は平坦にあらず、小さな丘が続きあがったり下がったりとバイクは道をす
すめてゆくのであります。

ここには小石川後楽園があり、水戸の家の庭園があります。
初代が築き二代の光圀(水戸黄門)が改修した庭であります。
たしかこの名にはと調べてみるとこうある。

「天下の憂いに先じて憂い、天下の楽しみに後れて楽しむ」出典は岳陽楼記
だという。
御三家の水戸のご意見番としての思い現れる名づけ方を知る。

学生はバイクを走らせ、江戸に残る名前をたどりながら志士になるかそれと
も城をつくれるかと想像していた頃でした。

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