東海道程ケ谷

イチロー

2009年10月31日 09:11



富嶽三十六景に描かれた富士を見ながらいったい何か書けるのだろうかという
挑戦も二十五日目、今朝は東海道程ケ谷(とうかいどうほどがや)であります。

江戸を起ちまして品川、川崎と過ぎまして程ケ谷(現在の保土ヶ谷)の先で武
蔵の国も終わり、相模の国となります。
先日東京の墨田区向島に建築中のスカイツリーのアンテナ部分が伸ばされて
世界一の高さにしようと634mに決まったという。

これは634(むさし)のもじりでありまして東京の新しいタワーが武蔵の国にある
のだとなかなか苦しい洒落になっております。

夏休みになりますと東京あたりの学生が自転車に乗ったり、全くの徒歩だった
りと東海道の旅をいたします。
旗や幟などをつけておりますから見れば応援したくなりますがどの人も真っ黒
に日焼けしております。

車で通りすぎながら誰もが遠くを見てしまうといううらやましい青春の旅であり
ます。
先日ニュースで埼玉の男性が実家のある愛知県豊橋市へ戻ろうと盗んだ自
転車で走り静岡県の磐田市で捕まったと聞きましたが、彼なども東海道を一
目散に実家へ向かって走らせていたのでしょう。

ある読み物で自転車で都内を走りだせば神奈川県を越えるほどのところまで
一日で行けるそうであります。
もちろん強靭な肉体が必要なのでしょうけれどその旅にも憧れてしまいます。

旧東海道の老松を見ながら今は見えない富士を探しての旅、果たして自転
車や徒歩の旅の人は現在はどこらで富士を見つけるのでしょうね。
かなえる前にはまずは体力づくり、これはなかなか果たせない夢の一つであ
ります。

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