カクタス cactus

イチロー

2012年01月14日 09:18



私たちが子供の頃、二つの「戦い」遊びがあった。
それはチャンバラと西部劇である。

世界の伝統色のその色と名前を見て何が書けるかに挑戦
しています。

テレビ映画・ドラマで人気なのは「チャンバラ」、これ
は棒や枝であってもできる。殺陣(たて)の真似をして
は切りあうだけの遊びである。

そこに加わったのが盛んに放映された「西部劇」、今思
えばジョン・ウェインらが活躍するウェスタン映画を西
部劇と訳したのはなかなか大胆なことである。

子供たちは麦わら帽の両側のふちを上に持ち上げては
ウェスタンハット風にし、銀球(ぎんだま)鉄砲を打っ
ては戦った、片方はカウボーイあり、片方はインディア
ンである。

ハウハウホウホウと口に手を当てて責めるインディアン
とカウボーイは勇敢に戦った。

そして時代は「コンバット」時代となり、子供たちは野
原を匍匐前進して進み、服を土埃だらけにして戦った。

今も時々本屋で「GUN」などという模造拳銃の本を手に
とってはジョン・ウェインの持つ「ウィンチェスターラ
イフル」などを探しては「カッコイイなあ」などと思う。

その戦いの場の荒れた開拓地にはサボテンが生えていた。
まるで人間が片手を上に片手を下に向けて立っているよ
うな大きなサボテンである。

カクタスがサボテンであると知ったのはずっと大きくな
ってからである。

関連記事