和の色名に私たち日本人の感性を感じ、和の色を巡る旅をして
みようと思いたったのはさて、いつだったのでしょうか。
世界の伝統色のその色と名前を見て何が書けるかに挑戦して
います。
和の色を極めるならばその色帳を見よう、うれしいことにインタ
ーネット上には和の色を集めたDICのページが存在していた。
日本の伝統色 和色大辞典
http://www.colordic.org/w/
が紹介する色は465色に達する。
そして世界の伝統色 洋色大辞典
http://www.colordic.org/y/
が紹介する色は285色となる。
このブログでその色全てを旅してみようと思い立ったのは、私の
師匠「
着物と帯 大黒屋」さんの教えからでした。
お会いする度に、次なるテーマを師匠からいただき、ここ数年の
修行としているのです。
和色の旅のはじまりでは師匠は「丁寧に」とテーマを示してくれた。
そして洋食のはじまりでは「もっと丁寧に」とテーマをいただいた。
そして私は和色の旅を「
色辞典」として続け、さらに「
洋食辞典」と
して続けてきたのです。
一日一色、その色と色名を見てインスピレーションを受けたことを
書き続けていけばきっと「丁寧」となるのではないか、そう思って師
匠の後を進む弟子は過ごしてきた。
そして洋色の最後の色「black」をしてその旅を終えることになりま
した。
次なるテーマはなにか、「光」の師匠である大黒屋さんに教えを乞い
に伺わなくては、流されやすい弟子など前へ進めはしないのです。
そして旅の終わりにあたり、「丁寧に」「もっと丁寧に」を知ることがで
きたかを考えているのです。
丁寧の心を、もっと丁寧にの心を毎日続けて書いてゆくことに求めた
二つの色の道を今、終えようとしています。
まずはここで師匠に一つの節になったことを報告いたします。
そしてある色の道を極めたことでひと息つこうとしています。
師匠、近々、おじゃまいたします。そして次なるテーマをいただきに
まいります。
最後に、色数とカテゴリーに書きためた数が違うのはご愛嬌、旅の
途中でどこかのカテゴリーに間違って登録されたのか、これは調べる
ことをしないのである。それが修行が足りないイチローらしいことなの
だと言い訳をしておく。
色辞典・洋色辞典おわり