二羽の鳥

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二羽の鳥

いつも心に二羽の鳥がいる。

たくさんの鳥が群れていても、その中で相談する鳥は決まっています。
あることはこの鳥、一緒に仕事をするのはこの鳥、相談するのはこの鳥、
飛ぶ早さを競うならこの鳥と、いつも二羽を単位とするのです。

鳥は不器用ですから、多くの鳥を率いることはできませんが、先頭の鳥
に方向を示すことはできます。
なぜそう考えたのかを話すことができます。

大きな鳥の話に耳を傾けては小さな鳥に話しますが、そのときはとても
丁寧に話小さな鳥に大きな鳥の心を伝えています。

でも不器用ですから、伝える為にはいろんなところに飛んで行って本当
のことを確かめ、少しづつ抽斗に溜め込んでいくのです。

鳥はみな自由にどこへも行ける大きな羽を持っていますが、先頭を飛ぶ
鳥の後を追いかけて行くだけのように思われます。

でもひとたび目的を見つけたら、どの鳥もあらためて自由なる羽を使うこ
とができることに気づくのです。

野原で見たことのない鳥に出会いました。
二羽でさえずり、新しい世界の楽しさを見回していました。

たくさんの鳥と群れているよりは、ずっと自由なことに気づいていました。
そして、高い空に飛んでいきました。


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