冬瓜の夏ごはん

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冬瓜の夏ごはん

消しゴムハンコは作ったことがないな、芋判ならあるななんて考えな
がら帰ると、ご飯にやさしいサクリの冬瓜が出てきました。

冬瓜と書くのにとれるのは夏、とうがんは不思議な作物です。

調べてみると冷暗所に置けば冬までもつのだそうですが、大きな瓜なのに甘く
ないのが惜しいな。。といのが子供の頃の印象でした。

初めて食べたのがおばあちゃんの家、泊まった朝におかしなものが味噌汁に
入っていて「味がしないよ」と言った覚えがあるのです。

久しぶりにいただいて、「珍しいね」と母に言えば「おとうさんが嫌いだから」と
冬瓜が食卓に上らなかった訳がわかりました。

我々が育った次代は家庭料理はお父さんの好みにあわせていることが多か
ったですね。

逆に父が好きなニガウリ(ゴーヤ)や餃子はよく作りました。

「昔は山のように作ったのにね」

という母を手伝い、山のような具材を餃子の皮に包んだ思い出があります。

もちろん、三人の食べ盛りがほとんど食べてしまいましたけどね。

厚切りになり、やわらかサクリとした冬瓜はじつは知らずに好物でし
た。

やさしくて味噌汁の中で半透明な光を放ち、ご飯に乗せれば汁を吸い、た
よりないけれどやさしい味がします。

やさしい味、どんな汁物にもあいそうで工夫されたものが食べてみたい。

畑でできすぎて放置されている大きな冬瓜をよく見ますが、需要があった
らそんなこともされないですよね。

調べてみると台湾ではしぼって砂糖を入れたジュースも売られているそう
です。 

どなたかチャレンジしてみて下さいね。


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この記事へのコメント
イチローさん、こんばんは。
冬瓜わたしは大好きです。
わたしの実家も当主(祖父)中心の食事でした。茶色いおかずばかりでしたよ。
作るのは嫁であるわたしの母。母の冬瓜の煮物を食べて育ちました。

わたしがガンコ食べるので、母は夏の帰省には鍋一杯作ってくれてました。
冬瓜おかわりするのはあんただけだって笑ってた。
夜中トイレに起きちゃうのが唯一難点です。
Posted by ぶん屋あき at 2008年08月24日 21:50
あき姐さん、開設されたブログ楽しく読ませていただいて
います。
冬になりましたらざくざく鍋にもとうがんお願いします。
ヒリリと辛味を加えたら田楽風でうまかろうと、おねだりして
おきます。
Posted by イチローイチロー at 2008年08月25日 12:57
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    コメント(2)