イチロー的こころ（旧版）

凧が終わると、ひたすら腹が減る。

普段から”運動”することがない仕事だから”凧”はかなりの重労働になる。
朝６時集合だから５時に置き（集合に遅れるのは大嫌い）、支度をして会所に向
かう。

準備をして凧場に向かい、一日”運動”と”気遣い”をして過ごし、16時過ぎに会
所に戻り、婦人部の皆さんが作ってくれる冷麦をいただく。

18時過ぎから初練りに向かい、深夜０時頃に戻り、家に戻って翌朝５時を迎える
ことの繰り返しで祭りを終え、６日は片付けをする。
そして”フツー”に戻る。

ただし顔は真っ黒け、足と腰がズシリと重く、PCの前に座ってもあらかたの時間
はボオッとしている。
その上、”かなり”の腹減らしになっている。

体を使いすぎて、体が栄養を求めている。「ごはんも饅頭も食べなさい」と命令す
る。「酒は飲んじゃだめだよ」とも言う。

昼に蕎麦を食べたばかりでも、コンビニに寄れば腹は「カツどんあたりはどうか」
と進言する。「チョコレートパイも必要だよ」とも言う。

あとは「スイミンをとりたまえ」と、せっかく始めた仕事中に「ボンヤリ」とさせる。

うーん、できうれば温泉にとっぷりと浸かり、冷たいビールにカツオを山にして食
べ、もう一度温泉に入り、ふかふかの布団で眠りたい。

ああ眠りたいと思いながら、凧の話を書いている。
思い出しては「やっぱり凧好きだなあ」と、その間だけは眠くならないのに驚いて
いる。