イチロー的こころ（旧版）

日曜の事務所、写真加工に疲れてしまって、映画でも見ようとGyaoの映画一覧から、”太陽の誘い”を選びました。

キャッチは

「女性の愛し方を知らず、愛しい人を目の前にしてキスもままならない純情な
オロフ。
都会的で美しいエレンと、文盲で野性的なオロフの恋―。
一見釣り合わず、愛し方は不器用なふたりの愛に胸が打たれます。
エレンが重大な秘密を抱えたまま、オロフに本心を告げるシーンも涙を誘い
ます。」

というもの、時間つぶしのはずが、グッと引き寄せられる。

不器用な愛し方のオロフ、年下なのに随分大人のエレンの微笑み。
男など、女性の何割にも満たないのだと思い知る。

オロフと共に映画の中のエレンに癒され、全てを許したいと願っていた午後。
社会そのもののオロフの友人にイライラとさせられながらも、不器用なはず
のオロフは、しっかりと愛情を貫くのです。

Gyaoは、「愛を信じることの素晴らしさと心が洗われるような感動が押し寄
せる本作。
大人や、恋愛に疲れちゃった人にピッタリです。」と言う。

僕らの世界は、「積極性こそ」「提案力こそ」「どれだけの力を集められるか」
などが正しいとされています。

でもね。そんな世界だけでは疲れきってしまいます。

「全てを許す愛情の深さ」、言葉では簡単だけれど、人が一生かけて成長
しなければならない到達点かと。

きっと、大人にみてもらいたいと思う作品です。

心に熱いものをいただきました。

エレン、オロフ、ありがとう。