彩画堂通り

カテゴリー │ナツカシ浜松

彩画堂通り

浜松の連尺通りの一角に彩画堂という画材店があります。

美術と音楽と本が好きという高校生は高校時代を新聞部で過ごしましたが、美術
部にを顔を出す、そこはフォークソングをする仲間が多くいたからです。

美術部で音楽をして部では新聞を書く、今もそのラインから抜けていないからやは
り子供の頃に親しんだものが一生のものとなるのでしょう。

美術部の面々が通うのがこの彩画堂、当時は全てが手描きの世界、グラフィック
を目指す友人の画材、油を目指す友人の画材と付いていくうちに画材好きともな
る。引き出しの中から用紙や絵の具などが取り出される度に夢中になっていった
のです。

思い出すのは彩画堂の手提げ袋です。さまざまな大きさがありましたが、弁当箱
を入れるのに丁度よいほどの袋をもらい、通学に使っていたものでした。

美術部で彩画堂に通うものだけが持つ袋は、ちょっとだけ差別化できる。
当時の高校生たちは鞄を薄くするのが流行っていて、弁当は別の袋に入れて行く
のです。

画材は高くてなかなか買えないから袋にガムテープなどでツギをするのもちょっと
お洒落だと思っていたのでした。

当時から今も彩画堂はそこにある。用もなく画材を眺めたくなるのでした。


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この記事へのコメント
ホントに懐かしいです。

私は高校生の時 写真部と美術部にいました。
彩画堂の袋は覚えていませんが、通っていましたよ。
やはり 鞄を薄くしていました。熱湯に鞄をつけて
薄くしました(笑) 靴はローファーでスカートも
ちょっと長め・・
私服はアイビースタイルが流行っていましたね。
アメリカングラフィティの映画を3回も見に行った
記憶があります。そしてそのファッションを真似て
街に出れば 当時は補導員に注意される位
遅れた浜松でもありました(笑)
Posted by とも at 2009年12月05日 21:08
ともさん、こんにちは
毎回懐かしい話のコメントをいただけますね。
アイビーの流行の頃、清潔派とちょっと悪を入れる派とがありましたね。靴やシャツにちょっと差をつけてみる。細く巻いた傘なんてものもありました。街の中心に私たちがいた頃の話ですね。
Posted by イチローイチロー at 2009年12月06日 16:13
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    コメント(2)