青は旬の力

カテゴリー │ヤマハラグビー部

青は旬の力

じつに2年に近くのブランクを経てラグビーを撮った。12月19日、トップリーグ第11節
ヤマハvsサントリーの試合はヤマハのホーム、サッカーとの共用となるヤマハスタジ
アムで開催されました。

ご存知のように今期でヤマハにはプロ契約選手はいなくなり、来期は社員契約にな
った選手で戦う。プロ選手混成のこのチームでの地元最終戦ともなる試合には寒風
の中、大勢のラグビーファンが集まった。

ヤマハは地元に密着し、ラグビーの種を地域に蒔き、育ててきた。集まったファンは
ヤマハのファンでもあるが、ラグビーを楽しむファンである。
ラグビーの楽しさを知ったファンがトップチームの試合を見に多くつめかけたのである。

試合については大差となったこともあり、かつての取材カメラ程度がものを言うところ
ではないのだが、ファインダー越しに見る試合のその楽しさといったらない。
長いようで余りにも時間が早く過ぎるあのラグビーというスポーツの楽しみを再び思
い出していた。

後半22分あたり、サントリー陣内に攻め込んだヤマハフォワードに左手から名手木曽
一より早く駆け込んだ若者がいた。

ロックの八木下恵介が一段と盛り上がった筋肉のカタマリとなって駆け抜けた。
ヤマハ唯一にしてヤマハフォワードの意地を見せたトライとなった。

ヤマハ入団当時は気の弱そうな青年だった彼が青いヤマハの躍動を見せてくれた。

ある選手の親御さんと話をした。「今はラグビーがやりたくて仕方ないんだ」。

どの選手にも旬を迎える時がある。長く大久保グラウンドを回遊し、トップリーグの
技術や知識を食い続け、脂が乗りきってスタジアムで躍動する。

ファンはラグビーを愛しはじめている。愛している。
「来年もここで」、「また一緒に応援しよう」とすっかり顔なじみとなった応援仲間と
固く握手をしてスタジアムを後にした。

「ラグビーをやりたくて仕方ないんだ」、ファンにはその声が旬を告げる選手たちが
層をなしていると聞こえている。

来年もヤマハスタジアムが青く染まる。そこに若きラグビーの旬たちが躍動する
ことを期待している。


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