笠原雄太と侍マッコイド

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笠原雄太と侍マッコイド

注)写真はトップリーグサイトから借用

1月9日(日)の秩父宮ラグビー場は、勝ってトップリーグ6位を獲得しようと選手も
バックスタンドのヤマハ応援団も一つになっていた。

試合前に出場選手がビジョンで紹介されると応援団は一人ひとりの名を呼ぶ。
「3番山村亮」、「リョーー」と叫び我ら選手を応援で押す存在をアピールする。常に
ヤマハの応援団は16番目、23番目の選手であることを自覚している。

最終節に注目していたのは今期4試合目の出場を果たした笠原雄太、真っ直ぐ
に先輩たちに習いトップリーグのスキルと体力を作り上げてきた若き次世代は、
試合前のファンの呼びかけに手をあげて応えるが試合始まれば気合でぶつかっ
てゆく。

ヤマハは素直な選手が多く、スクスクと体を大きくしスキルをつけるのだが、一方
癖がない。そんなチームの助っ人として活躍してきたのはグラント・マッコイド選手だ。

グランタ(愛称)選手は武士である。どのチームにも優秀な外国人選手がいる中、
彼はチームの為に戦う。スタンドプレイをせずひたむきにラグビーをする。
そして闘志のあるプレイでチーム全体を引っ張っている。

今期かぎりでプロ契約選手がいなくなるヤマハにとって、日本人選手よりさらに
チームプレイができる選手として惜しがられる存在になっている。
かつて取材の中で何度もグランタ選手の行動を見ていた。

例えば彼は「このチームで一試合でも多く試合をしよう」などという言葉に反応する。
「チーム」や「チームメイト」を大切にし、一番に反応して仲間を纏めてゆく。

グランタ選手は丹精な顔だちながら野武士の心を持っている。

戦国時代ならば軍を鼓舞しながらまとめあげ、自ら切り込んで軍を前に進める風
があるのです。

外国選手は所詮助っ人などと思っていたことが、グランタ選手で覆った。
そしてグランタ選手のように他の選手がなることを望んでいます。

ヤマハは最終節NECに敗れ9位でシーズンを終え、日本選手権の出場権をかけ
てワイルドカードの試合に臨む。

グランタ選手は心の助っ人である。

グランタ選手の気概がヤマハの選手を奮い立たせ、「ヤマハ」の今年を延ばして
ほしいと願っています。


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