イチロー的こころ（旧版）

毎日おにぎりを2つ作ってもらい出掛けるのは叔父がくれた浜名湖海苔
の香りが好きだからです。
バンダナで包んだおにぎりはまず朝の車の中を幸せな香りにし、事務所
の中に香り、お昼を待ちきれないことも多くあるのです。

黒い海苔をガスの火で均等に炙り、明かりにかざせば緑になります。
その香りだけでもおいしいのがわかるのです。

焼いた海苔の一枚は半分にしておにぎりに巻きます。
もう一枚はバリンパリンと折り割って朝ごはんにそえています。

醤油と海苔、炊きたてのご飯にありあわせ野菜の味噌汁があれば他に
なにもいりません。

おにぎりを食べれば午後の仕事の指先に海苔がついています。

それも幸せのかけらです。