イチロー的こころ（旧版）

明後日２３日（土）ジャパンラグビートップリーグ第１１節、ヤマハｖｓセコムの試合
を控えた今日のヤマハラグビー部の公開練習。

ＳＯ（スタンドオフ）大西将太郎が元気だ。

今期ワールドから移籍した大西将太郎はジャパン戦士でもあるトップ選手、入団
後、ヤマハスタイルに馴染めるかと心配は杞憂に終わり、今やヤマハのＷ指令塔
（もう一人は大田尾竜彦）として、ヤマハを代表する選手となった。

持ち前の明るさと積極的にコミュニケーションをとる性格で、まずは選手一人一人
の名前を大声で呼ぶところからはじまった大西将太郎の努力と、試合でのfor the
teamの姿勢から、同期である木曽一キャプテンを助け、副将大田尾竜彦との連携
で、チームの得点をメイクする指令塔として活躍している。

ファンサイトとしての取材にも明るく接してくれるサービス精神はまさにラグビーのプ
ロ、真面目で明るいうヤマハラグビーの代表とも言える姿勢を自ら示してくれる。

リーグ戦第７節、未だ勝利したことのない東芝との激闘の末の勝利、そのピッチにカ
メラとして参加し、メインスタンド前で肩を抱き合う選手たちの歓喜の中にいた。

うれし涙で曇るファインダーはいつの間にか選手たちの中にいた。
右から大西将太郎が歩みより、その手を差し出してくれた。

ガッチリと勝利の喜びを共有した。

大西選手はそんな選手なのだ。選手である前に、仲間意識をもって誰もを受け入れ
る性格を持つ。

愛される選手は、任せられる選手なのだ。

今日の公開練習でも、大西将太郎選手は誰よりも汗をかき、模範となり、自らに厳し
かった。

でも、ファンからのメッセージを受け取ると最高の笑顔を見せてくれた。

「ウィリー」、大西選手は笑顔になりながらこう言った。
もちろん、仲間のネイサン・ウィリアムス選手の愛称。

ウィリーは、チーズに相当する。大西選手の笑顔はチーム全体の調子の良さを物語
る。

彼のトライをまだ先週土曜日に見たばかり、この笑顔”ウィリー”を土曜はもう一度ヤ
マハスタジアムのピッチで見せてもらおう。

将太郎走れ！