イチロー的こころ（旧版）

７日のサニックス戦。ヤマハラグビー部の二人の指令塔が揃ってトライを決めた。

首の負傷で連続出場を停めた木曽キャプテンに代わり、ゲームキャプテンとな
った大田尾竜彦選手、そして今期移籍にレギュラーを確保し、大田尾選手とWの
指令塔をつとめる大西将太郎選手。

敵陣、自陣で１０番SOの位置を変え、展開を広くする二人がゴール１０ｍまで詰
めて一緒に写るのは珍しい。
この後、左の大西選手がトライ。

試合の時間を最後の１秒まで使い切る、大田尾選手は貪欲に責めあがる。
大西選手はサポートとして大田尾選手を助ける。
そんなポジショニングのように思える。

試合を組み立てるのが大田尾選手、それを実現するのが大西選手。
両雄が揃い前に出た時が二人が作りだしたヤマハのチャンス。

大きな大田尾選手の力強さ、しなやかな大西選手の突破。

二人の指令塔の考える攻撃パターンはさらにバリエーションを増やす。

そして、二人とも自らもトライを狙う。

強きリーダーはトライを実現する力である。

二人の指令塔システムが日曜のトップリーグの最終節に爆発する。
そんな予感がする１枚となりました。