2007年04月01日08:15

朝一番にやることはなんでしょう。
お山の上ではみんな早起きです。
小鳥たちの声が「おはよう、おはよう」と呼んでいますからね。
冷たい水で顔を洗い、まだ眠っている人を起こさないように、そっとドアをあけ
て芝生の上に降るお日様を愉しむのです。
朝のひんやりした空気をと前庭を一人占めするのは、一番早起きの喜びです。
誰もまだ起きていない間は全てが「新品」のピカピカに溢れています。
草や木に降りたつゆが光っていますし、葉っぱの間に巣を作ったクモの糸も
輝いています。
花たちはそろそろツボミを開こうかなと迷っていますし、だいいち、足元の芝は
靴をびっしょりにするほど、ピカピカな露を含んでいるのです。
まだ冷たい空気を胸いっぱいに吸って、今日一日のはじまりを感じるのです。
お山の朝の不思議は、一番早起きした誰かの為にある。
お山の虫たちが、木の葉の裏から眠い目をこすって「早起きさん」を見つめて
います。
「ジジジ、チチチ」と小さな声は「オハヨウ」と声をかけているのです。
「ガタンタン」と、どこかの窓が開きます。
ほら、残念、2番目になっちゃったという顔で見ていますよ。
前庭の早起きさんは、朝の王様なのです。
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お山の五すけ
朝のベンチで≫
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朝一番にやることはなんでしょう。
お山の上ではみんな早起きです。
小鳥たちの声が「おはよう、おはよう」と呼んでいますからね。
冷たい水で顔を洗い、まだ眠っている人を起こさないように、そっとドアをあけ
て芝生の上に降るお日様を愉しむのです。
朝のひんやりした空気をと前庭を一人占めするのは、一番早起きの喜びです。
誰もまだ起きていない間は全てが「新品」のピカピカに溢れています。
草や木に降りたつゆが光っていますし、葉っぱの間に巣を作ったクモの糸も
輝いています。
花たちはそろそろツボミを開こうかなと迷っていますし、だいいち、足元の芝は
靴をびっしょりにするほど、ピカピカな露を含んでいるのです。
まだ冷たい空気を胸いっぱいに吸って、今日一日のはじまりを感じるのです。
お山の朝の不思議は、一番早起きした誰かの為にある。
お山の虫たちが、木の葉の裏から眠い目をこすって「早起きさん」を見つめて
います。
「ジジジ、チチチ」と小さな声は「オハヨウ」と声をかけているのです。
「ガタンタン」と、どこかの窓が開きます。
ほら、残念、2番目になっちゃったという顔で見ていますよ。
前庭の早起きさんは、朝の王様なのです。
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お山の五すけ