イチロー的こころ（旧版）

ヤマハ大久保グラウンドの北側の端っこに、小さなタンポポが咲いていました。

今日は公開練習、ファンサイト”トラジュビ”の取材に出かけてきたのです。

新しい芝がピカピカと光り、きれいに刈り込まれた中に、タンポポがポツンと選手
たちの練習を見ています。

不思議だなあと思ったんですよ。
他はきれいに刈り込まれて、床屋さんで刈り上げてもらった髪みたいにシャキッ
とした芝なのです。

そこにまわりに少し長い芝を残してタンポポが咲く。

なるほど、これは大久保グラウンドを管理して芝をいつもきれいにしてくれている
八ヶ代造園さんたちの優しさなのです。

今年も５月から行われる大久保グラウンドの練習試合に来るどのチームの選手
もうらやましがるのが、大久保の芝のすばらしさ、選手たちが一度練習すれば、
スパイクでところどころ掘り返されてしまう芝を、いつもキッチリと治してピカピカ
のグラウンドにしてくれているのは、八ヶ代造園のみなさんなのです。

大きな機械でバリバリバリと芝を刈り込む時に、芝の上で花を咲かせたタンポポ
を見つけてくれたのですね。

タンポポの咲く場所は、北側のインゴール（ゴールから外のフィールド）のちょっと
外側、優しい気持ちがあれば、残してあげられるところなのです。

今日の公開練習で優しさを見つけてしまいました。

タンポポを見て、選手が優しい気持ちになりますようにと、残してくれたまごころ。

ピカピカとしていましたよ。