浜松まつり 初凧

カテゴリー │凧ばなし

浜松まつり 初凧

浜松まつりまで3週間を切り、参加各町では毎晩、会所(町内の祭り事務所)詰め
で準備が進んでいます。

今日は初凧のお話。

遠州浜組では、初家さま(初祝をする家庭)に陣屋(祭り会場の組テント)に来て
いただき、時間になりますと初凧の下に初家様ご家族を入れて、凧場まで練って
いきます。

これは初家様ご家族を守る為に行うこと、初家様は凧の下で気合が入ってきま
す。

浜松まつり 初凧

さて、揚げ糸もつき、凧に30本ほどついた子糸も伸ばし、いよいよ凧揚げ。
町内の凧揚げ自慢の糸先(凧揚げをする担当者たち)が初凧を舞い上げます。

ここで初子様の登場、親の腕に抱かれ、さらに馬に組んだ上に乗り、糸先から
揚げ糸を手渡されます。

ここからが父親の仕事、風により強く引かれる我が子の糸をあやつり、周りの
どこの町よりも糸を出して高く舞い上げる。

ラッパ隊がまわりを囲み、組長の指揮でバンザイを行います。

「○○くんバンザーイ!バンザーイ!バンザーイ!」

初子様は凧場で一番大切にされる子供、親の顔が、おじいちゃん、おばあちゃん
の顔が感動して涙顔になるのもこんな時。

凧男たちは無事、見事に揚がった凧を回収して、誇らしげな初家様と陣屋に
戻ります。 

今年はこの初凧が7枚、男たちは初子様のために体力勝負を覚悟しています。


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