丁度、曳馬を通ったからひとっ風呂浴びにみよし湯に寄る。
オッっという顔で湯船にいるのは元気な兄貴分だ。
兄貴と言っても何の関係もない風呂友達、話が愉快で豪快な人を全て兄貴と
呼んでしまう。
風呂の情緒はパキパキッと下町風がいい。
熱いぞお!と声をかけた兄貴は色白だから湯の中で真っ赤になっている。
ウチチチチ・・ ここは合わせて熱がっておく。
実は熱湯好きなのだ。
まつりの話、地まわりの話、若き頃の武勇伝となんでもござれ。
勢いのいい話で風呂に浸かれば浮世のうさが飛んでしまう。
ああいい湯だった。
おばちゃん ありがとう。