イチロー的こころ（旧版）

ご馳走これにあり。

コジャレも本格もたまにいただくのは良いのだけれど、町場の小さな定食屋
さんでいただく家庭メシがやはり落ち着く。

「わあごちそうだ！」と声をあげて、いただきます。

よく煮しめたイカの煮汁が大盛りご飯に染みていきます。
カリッと揚げたサバは、そのままカリカリッといただいてしまいます。

少し辛めのキンピラをごはんに乗せればワシワシメシが加速してしまう。

冷奴で辛さをリセットして、またさっぱりと揚がったカリカリサバに取り掛かる。
カリカリの向こうに肉厚の身がたっぷりついています。

サバはかみ締めるたびにその脂の香りが肉に染みてますますご飯を進ませ
てくれます。

定食屋さんのうれしいところは、健康を考えてくれてモズクの酢の物の小鉢が
あること、これはモズクをすくってご飯と一緒にいただきます。

すっかり平らげたら大満足、モズクのなくなった酢までごくんと飲んでしまう。

大好きな五郎八は明日から１５日までお休みです。
大将と女将さんが仲良くガイドブックを見て話している。

「日焼けしてきてね」なんてからかうと「まさかあ」なんてはしゃいでいます。

毎日毎日我々の為に美味しいご飯を作ってくれている二人はたくさんの犬と
猫を飼っているそうです。
それをみんな連れて旅にでも行くのかな？

もくもくと料理を作り、運んでくれる二人が素敵な夏休みを過ごせますように。

ごちそうさまでした。