カツオでガツン

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カツオでガツン

カツオが盛られました。

カツオこそが海の肉、大皿に盛り遠慮なく平らげていくのが正しい。
外の用がないぞと考えてニンニクを擂り、たっぷりの醤油をつくり、肉を浸す。

貴重な刺身は品よくいただくがカツオは庶民のものである。太った身をザクリザクリ
と造り、大盛りに盛ってしまいネギをまたたっぷりふりかける。

小学校の給食の時間、校内放送では給食のメニューの栄養価が流されていた。
「血や肉になるもと」というアナウンスで紹介されるのが好きで注意して聞いていた。
もしかしたら栄養士的な興味があったのかもしれない。

カツオはまさに血や肉になるそのものの迫力がある。
厚く造り、ガツッと行く為にあり、口の大きさより厚く大きくしてもよいのだ。

浜松の子は浜松まつりで初物のカツオを食う。

子や孫の初祝いにとカツオを振舞ってくれる初家様があると、大きなタッパーなどに
”ヅケ”になった大ぶりのカツオの切り身が出る。

朝6時から深夜まで続く祭りは体力の持久戦であり、その間食べられるものは組から
支給されるおにぎりが2個、凧から戻って婦人の皆さんが用意してくれる素麺だけで
ある。

体が血や肉を欲して、カツオは誰もが口にする。
まさに力を体に取り入れて即のパワーにしようと思うのだ。

しかし、ニンニクで食べてしまった。
少々どころか、かなりである。臭い臭い。水を飲んでも口の中が辛い。

パワーをつけてどうする。まだ残りの夏に立ち向かうのだ。



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この記事へのコメント
コメントいたします。
かつおの色で、白い御飯が薄ピンクに。
 今の季節の感覚では、薄ベージュの上に薄ピンクを染めた色。

 悩み苦しんでいる人達を、季節の色に染めてあげて下さい。
 イチローさんの映像と文章で。

 ぶん屋さんも、はんなり色に染まり始めましたね。
Posted by 大黒屋 at 2007年08月29日 10:51
大黒屋さん、コメントありがとうございます。
私の文は難解かつ気分屋でまだまだ一つひいた境地には
なれません。努力努力しながら気持ちを引いてみます。
ぶん屋さんとともにこれからも応援お願いいたします。
Posted by イチローイチロー at 2007年08月29日 20:15
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