ブンタ貪欲に前へ

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ブンタ貪欲に前へ

朝鮮大学ラグビー部から今期初の入団となったヤマハラグビー部の新人がブレイク
しています。

今期入団の徐吉嶺(そ・きるりょん)選手の愛称はブンタ、ブンタというニックネーム
は朝鮮大学ラグビー部の先輩である兄のニックネームを引き継ぎ、ヤマハでもブンタ
と呼ばれています。

春の練習試合、プレシーズンマッチでめきめきとトライゲッターの才能を見せたブンタ
はトップリーグでも試され、現在3トライをあげています。

昨日の練習後、堀川監督を記者が囲み、ブンタについて聞く

「あふれる才能があります、あとは彼が頭を使い仲間の力をどう使えるかが伸びしろ
になります」と監督が言う。

ファンの目からもグラウンドで練習するブンタの背中に人気が高まっている。
まるでフォワードの選手のように厚い胸板と肩、首の筋肉が盛り上がり、ひときわ大き
く見える。スポーツの選手にとって大きく見えるのは強さ、迫力、威圧ともによい選手
を表している。

背中でアピールする力があり、遠くにいてもブンタを認識できる。
その大きな筋肉を持った体が、ラストパスを受け最速のランナーとしてゴールまで突進
する。

「新人らしく、ひたすらがんばります」彼の言葉のアピールは6節を終えても変わらない
のだが、心は着実に狙いを掴んでいる。

昨日のミニインタビューで清水スポーツライターが聞けば

「ひたすら、トライが欲しい、それだけです。自信を持ってボールをもらい、チャンスをトライ
に繋げたいと思います。」

ひかえめで自らの伸びしろが見えなかったブンタが掴んだものは「通ずる、ならば貪欲に」
である。
言い換えれば、自分にまわせという自信を持ち、マークされたタックラーを押し倒して前へ
進もうと言っている。

仲間を意識し、フィニッシャーとして自信を持ってパスを受けてひたすらに突進する。

ブンタは監督が言うとおりに成長している。中盤となったトップリーグは7位までが混戦の
つぶしあいになってきた。
ヤマハは勝利ポイント4の上に、4トライ以上で得ることができるボーナス勝ち点1を積んで
勝ち上がられねばならない。

そのキーマンの一人が、ブレイクして前へ出た仲間とのプレイのフィニッシュを決めるブンタ
の役割となる。

堀川監督が言う今期の「伸びしろ」はブンタの可能性を大きく含んでいる。
ひたすらに走り、貪欲にボールをもらい、なぎ倒してトライを決める。

彼の目指すゴールは新人王、トライ王であってほしい。期待しています。



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