白い椅子の陰

カテゴリー │焼きモノ書き

白い椅子の陰

椅子には座った人の思い出が残る。

お店の白い椅子に、自分の知らない思い出を持っていたという歌詞を
思い出したのです。

白い椅子に座り、向かいあっていた人は誰でしょうと想像している気持
ちを歌っているのです。

大人になれば誰も恋は一度ではないと知っているけれど、偶然に入っ
た店に思い出があることを知れば心さわぐのです。

白い椅子に座り、見ていた景色の中に、今度は自分がいる。
目の前に座る人は違う人の思い出を見ているかもしれないのです。

作詞家たちは、そんな情景の中の心の断片を詞にして歌にする。

白い椅子に座り、心に差した陰を言葉にしてみるのです。

あなたも、どこかの店の椅子に思い出を持っていますか?

※写真提供:「Round table」ギャラリー通信!どの


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この記事へのコメント
ガラス窓の向こうには・・・ 歌 NSP
自分が高校生の頃はやった歌がありました。
そう言えばもう 天野滋さんは もう・・・。
Posted by しか225しか225 at 2008年06月20日 18:18
しかさん、こんにちは 先日YouTubeで天野さんの歌を聞きました。思い出の中と映像の中に彼はずっと生きていますね。
Posted by イチロー at 2008年06月21日 15:58
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    コメント(2)